血肉と地に着いた離反の心

(・w・)」 米津さんの描いた「BOOTLEG」のジャケットイラスト。赤色が印象的な、いろいろ謎解きが隠されているような不思議な絵です。
後期印象派絵画のような光と闇が解け合う、今までにないタッチの米津さんの絵に対する新しい挑戦のように思えます。
今回の絵について、意味を考えるというか、解釈じみたことを考えたので書いてみます。



~~『BOOTLEG』ジャケットイラストについて考えてみました~~

どこか狭い空間を思わせる奥に、たたずむ人影。
左の赤い重たそうな両開きの鉄扉の片方は開いたままで、わずかな隙間から青空が見える。
右も両開きの扉だろうか、一枚は開いているように見えるが奥は分からない。手前に閉めることを拒むかのように存在する鉄製のような赤い台に薄青緑した箱の上、右足側の片方が消えた白いスニーカーが置かれている。
人影の正面には鏡があり、人物の背面の奥に窓らしき開口が見えるが、その向かいには隣り合わせの建物の壁が迫っているように思える。
人物の頭は無く、ホログラムのように青く透き通ったフクロウは、その人物の後ろ高くの天を見上げている。

頭でっかちが膨らんだフクロウの姿で、静かに何を想い何を見つめようとしているのか。
新しく用意した靴の片方は姿を成さず、履き古した着物履物で日向を嫌う。
外からの明かりは差し込むも、閉まることのない密閉空間と隣り合わせの薄暗い空間で、姿を映さない鏡に映る疲弊した解放空間の中、この中は現実か空想かも意識できず、ただただ、自分の後ろ頭上の塞がれた天井越しに天高くの空を見上げる。


(ーwー)」 …。 絵の中の背の高いであろう人物は米津さん本人だと思っています。鮮やかな赤は血肉を表し、囲まれた状態を肉体と表すとして、光と闇の狭間で、すこし猫背の肉体ではあるが、高くどこか遠くを目指して首をもたげている。 …そんなことを想いました。


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